東京糸魚川会
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東京糸魚川会は、糸魚川出身者で構成されています。

そんな我々にとって、ヒスイ(翡翠)は非常に聞きなれた言葉のひとつです。

糸魚川駅構内にはヒスイの原石も置かれているし、糸魚川駅を出た直ぐ右手には「ヒスイ王国館」なるものもあります。

まさにヒスイと言う言葉は非常に馴染みあるものとなっています。

去る、2009年9月11日の金曜日、東京糸魚川会web担当である私こと榊が、東京品川にある翡翠原石館に出掛けました。突撃アポなし取材です。(突然ですみませんでした・・・)

京急北品川駅から徒歩5分ほどの距離ですが、品川駅からでも歩けない距離ではありません。

夏の終わりの日差しを感じる意味もあって、JR品川駅から徒歩で向かいました。

JR品川駅の高輪口から歩いても20分かからない程度、タクシーなら基本料金内です。

付近に近づくとJRを下に臨めます。 (上の左写真)

その直ぐ先には 滝が流れる公園が待ちかまえています。 (上の右写真)

公園のようでしたが、どうも公園でもない・・・家に帰って調べると 「ガーデンレストラン八つ山」が紹介されています。

とってもお洒落ですね。

翡翠原石館
翡翠原石館
東京都品川区北品川4-5-12
03-6408-0313
京急北品川駅より徒歩5分
JR品川駅より徒歩15分~20分

蝉の声が聞こえますが、静かな小道を進みます。

すぐ左手にミャンマー大使館が、そして、その右手奥に目的地である翡翠原石館が見えます。

場所的に言えば、閑静な住宅街と呼べるでしょうか。

『 せっかく来たんだから少し話を聞けるかな? 』 その程度の気持ちで建物に向かうのでした。

翡翠原石館と称するだけあって、既に入り口はそれを感じさせる雰囲気が漂っています。

『 今回、この目的だけに品川に来ているんだから、何か得るものがあれば良いのだが・・・。糸魚川の翡翠はどのくらい展示してあるかな? 』

正直、私は全くの前知識もなく訪れています。

少々の不安を感じながら敷地内に脚を踏み入れます。

館内入り口は、既に幾つか翡翠の原石が置かれています。ドアを開けて館内に入ると、奥から女性が出て来られました。

東京糸魚川会である旨を述べて、取材のお願いをしました。

東京でありながら、糸魚川方面からの訪問者は結構の数になるそうです。

それぞれの写真をマウスでクリックすると写真は拡大されます。以下、全ての画像は拡大表示されます。

いきなり正面に奴奈川姫の大きな壁画が見えます。何と横2メートル、縦5メートルとのこと!

6年の歳月と10万個の石を使用して作られているそうです。

翡翠、アマゾナイト、大理石など40~50種類の石を使用されているそうです。

翡翠という文字は、ヒスイとも読めるが「カワセミ」とも読めるとのことで、奴奈川姫がこのカワセミを見つめています。

上の奴奈川姫の画像の更に解像度の高い画像ははこちらです

靎見(つるみ)信行館長から館内を案内して頂くことになりました。

名刺を頂くと、名刺の裏には 『糸魚川翡翠を未来に!!』 のメッセージが印刷されています。

糸魚川の翡翠を未来に残したい!この熱い思いを持って30年間収集してこられたそうです。

館長自ら工房で勾玉制作を行っているそうです。

あとで伺った話ですが、糸魚川市に ふるさと納税 もされているとのこと。

そうであれば、糸魚川出身と思いきや長野県生まれの東京育ちとのことです。

本当に糸魚川の翡翠をこよなく愛し、未来に残すための努力をされている方と感じました。

糸魚川出身の私は、この部分だけにしても糸魚川の人に強く知って欲しい部分です。

ガラスの手前に巨大な原石がありますが、ガラスの向こうにも原石があります。

館内はとてもお洒落で落ち着いた居心地の良い空間です。どうやら建物はイタリアのデザイナーによるもののようです。

写真を拡大すれば、パネルの説明文を読むことが出来ます。説明パネルは他にも数点あるのですが、2点だけアップします。

このパネルの足元にも原石が幾つも置かれています。

これが1階奥に鎮座している原石です。まさに圧巻です。

その右手には何と翡翠風呂が登場します。翡翠のお風呂ですよ。

このお風呂は10トン級の糸魚川産翡翠で、2年がかりで作られたとのこと。よく見ると壁も床も翡翠で出来ています。

「 これで入浴するとなると、幾らくらいするかな? 」 ・・・馬鹿なことを考えてしまいます。

翡翠原石館

翡翠風呂のある地点を振り返った写真、館長の姿が見えます。

写真の右側の扉らしく見える奥が下の写真となります。幻想の世界へ突入します。

翡翠原石館

銀座の高級ブランド店、高級宝石店と勘違いしてしまう空間です。貧乏性の私には少々足のすくむ空間です。

細かな説明をするより写真をご覧下さい。

翡翠原石館の翡翠の構成比は、糸魚川の翡翠が99%、残り1%はミャンマー産とのこと。

いかに糸魚川の翡翠が数多く展示されているかが分かります。

世界における翡翠の原産地はミャンマー、グアテマラ、ロシア、カザフスタンなどで、翡翠の量を世界的に見ると糸魚川の翡翠は1%にも満たないらしいです。

翡翠原石館

マニアには圧巻の展示内容です。

翡翠原石館
翡翠原石館
翡翠原石館
翡翠原石館
翡翠原石館
翡翠原石館

ギャラリーを出て2階に上がります。2階は色々な原石や加工品が陳列してあります。

翡翠原石館
翡翠原石館

2階も落ち着きのある内装です。

階段を上ると右手の壁に大きなモニターが掲げてあります。

左下の装置を利用して、翡翠を拡大してモニターに表示しています。

翡翠原石館
翡翠原石館

拡大された翡翠の表面は美しいです。古代においては金以上に珍重された理由が何となく分かります。

翡翠原石館
翡翠原石館
翡翠原石館

先ほども述べたのですが、翡翠の産地はミャンマー、グアテマラ、ロシア、カザフスタンなどです。

日本の産地は何処なのかと言えば、神居古潭(北海道)、栂池(長野)、大屋(兵庫)、若桜(鳥取)、大佐(岡山)など色々挙げられるようですが、やはり糸魚川が日本最大の産地とのことでした。

今更ですが、糸魚川を改めて見直した次第です。

ここに置かれている原石の産地名を見ると・・・糸魚川育ちの人なら馴染みのある地名ばかりが表記されています。

翡翠原石館
翡翠原石館
翡翠原石館
翡翠原石館
翡翠原石館
翡翠原石館
翡翠原石館
翡翠原石館
翡翠原石館
翡翠原石館

受付の松田さんに登場して頂きました。

翡翠原石館のヒスイの美しさもさることながら、やはり素敵な女性の存在は館内を一層引き立たせます。

翡翠原石館
翡翠原石館

この方が靎見館長です。知的で熱い情熱を持った方です。

右上のテーブルの写真はミャンマーの原石を掘り起こしている作業現場の写真です。世界的に安定した産出地はミャンマーのみのようです。

糸魚川が発行している小冊子も何気なく置かれてありました。

ミャンマーが多く採れるのは産業として成り立っているからであり、もし糸魚川も産業化すれば沢山取れることでしょう。

糸魚川市の活性化に大きな大きな貢献をもたらすこと間違いありません。

しかし、翡翠を掘り起こす産業の是非は、私には知らないことがありすぎて何とも言えません。

是非は別にしても、日本最大の翡翠の産地である糸魚川を活性化する方法は、翡翠を上手く活用することで幾通りも考えられるはずです。

館長は、「 糸魚川の翡翠はまだまだ沢山眠っているでしょう 」と語っています。

翡翠原石館
翡翠原石館

先ほど記載しましたが、「翡翠」はカワセミとも読めます。翡と翠の2文字はカワセミの羽の色を表しているとのこと。

「翡」は橙や赤を、「翠」は緑や青という意味があるらしいです。これはカワセミの羽の色から由来しているそうです。

しかし、個人的にヒスイに橙や赤を連想出来ません。どうしても緑色をイメージしてしまいます。

白・淡紫・青・黒系の翡翠は見たことはありますが、橙や赤橙色もあるのでしょうか?

残念ながら素人の私には翡翠の薀蓄を語れません。

翡翠原石館

翡翠の原石を見ていて、ハタと感じたことがあります。

この翡翠の原石は、果たしてどれほど硬いのか? 即ち加工しやすいのか?

インターネットで調べましたが、専門的なサイトは難しく表現されています。化学成分を記載されても簡単に理解できません。

鉱物の硬度で言えば最低クラスのようですが、硬度と堅さは別物のようです。

結論から言えば、ヒスイの割れにくさや加工のし難さは原石の中でトップクラスのようです。

翡翠原石館
翡翠原石館
翡翠原石館
翡翠原石館

2階の吹き抜けから下を見たところ。

聞きそびれてしまいましたが、この観音像はどこの産地でしょうか?

翡翠原石館
翡翠原石館

再び1階に下ります。

奴奈川姫の翡翠モザイク壁画に使用された石のサンプルが置かれています。(右上写真)

翡翠原石館

庭の塀も石で出来ています。斜めに角度をつけて置かれているのが分かります。

これも館長からコメント頂いていますが、あなたが訪問したときの楽しみとして残しておきます。

翡翠原石館
翡翠原石館

手前の植物に注目!

左の写真の植物の陰に黒っぽい蛙がいます。糸魚川産の蛙だそうです。

どこにいるかって? 写真を拡大して探して下さい。黒っぽい色をしています。

右の写真の植物にも緑色の蛙がいます。こちらの蛙は拡大すると直ぐに見つかります。こちらの緑色の蛙は東方地方産とのことです。只今、お婿さん蛙を募集中とのこと。

蛙は20匹近く生息しているらしく、これらの蛙は朝方になると綺麗な声で鳴くらしいです。

都会の朝、美しい蛙の声・・・これもお洒落です。

翡翠原石館
翡翠原石館

再び入り口前に戻ってきました。

ギャラリーでも翡翠を販売していますが、入り口の前にはお手ごろ価格の翡翠が販売されています。記念に購入しては如何でしょうか。

翡翠原石館
翡翠原石館

右上写真は、翡翠原石館を出た入り口に置いてある翡翠です。


写真を拡大して確認して下さい。この翡翠も糸魚川の名前が刻まれています。


何度も記述します。館内の原石は殆どが糸魚川産です。


糸魚川出身の方は改めて糸魚川の翡翠の価値を東京で認識できる館です。


糸魚川の人にこそ見て頂きたい原石館だと思いました。


最後に館長からのコメントをひとつ

自然を大切にする心、勾玉、糸魚川

本日はアポなし取材、誠に有難うございました。紙面にて厚くお礼申し上げます。

反響によっては、更に細かな取材を行わせて頂ければ幸いです。

東京糸魚川会

web担当 榊


※ 翡翠原石館の写真は、翡翠原石館様のご好意により許可を頂き公開しております。

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