090 けむり馬に乗って

2-糸魚川 - 東京 B-通常掲載

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東京糸魚川会に最近入られた児童文学作家 小川英子さんからの情報です。(糸魚川本町出身 現在横浜在住)

けむり馬に乗って - 少年シェイクスピアの冒険
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叢文社のサイトに上と同じ画像があります。冒頭部分を立ち読み出来ます。



以下、小川英子さんの原文のまま掲載させて頂きます。


 このたび東京糸魚川会に入会いたしました小川英子(おがわひでこ)です。どうぞよろしくお願いいたします。
 1993年に講談社児童文学新人賞を『ピアニャン』で受賞して以来、こつこつと児童文学を書き続けています。
 昨年の夏、叢文社(そうぶんしゃ)から、『けむり馬に乗って-少年シェイクスピアの冒険』を上梓いたしました。
 エリザベス一世がレスター伯爵の城を訪問した史実を背景に、少年シェイクスピアが女王暗殺を防ごうとして、妖精パックとともに時空の裂け目に巻きこまれ、日本へタイムスリップするという奇想天外な歴史ファンタジーです。
 小学高学年から大人までを読者対象にしていますが、シェークスピアをまったく知らない読者でも、引っ込み思案な少年が自分の進む道を見つける物語として楽しめるようになっています。
 ご高覧いただければ幸いです。そして感想などいただければ、さらにさらにうれしゅうございます。

 私の実家は本町通り商店街の中にあるのですが、空き家になっているのが心苦しく、なんとか活用し、糸魚川を元気づけるコミュニティの拠点にできないかと考え、今、「糸魚川の町屋文化を守り伝える会」を立ち上げる準備をしています。
 その第1弾として昨秋、〈本町通りで遊ぼう〉と題し、〈第一回 手づくり展in町屋〉を開催いたしました。
 二日間で約百人弱の人々が訪れ、手づくりの作品展や中村栄美子さんによる糸魚川の民話の紙芝居を楽しみました。


手づくり展 in 町屋
手づくり展 in 町屋クリック!



手づくり展 in 町屋
手づくり展 in 町屋の様子

 私の実家は昭和七年の大火で母屋は焼失したのですが、翌年、以前とまったく同じに建ててほしいと棟梁に頼み、同じ様式、材料で建てられました。
 母屋の中に地下蔵と前蔵、母屋の外に奥蔵を持つ糸魚川の古い商家の形をそのまま残し、高い吹き抜けが特徴です。

築80年の歴史ある町屋
築80年の歴史ある町屋の様子

 第一回のさい、昔はこうして遊んだ、正月にはこんなことをした等、糸魚川の昔の風習について訪れた人の間で話がはずみました。
 そこでこの一月には座敷を使って、今度は〈町屋であそぼう〉と題し、〈第二回 かるた会in町屋〉を開催いたしました。


かるた会 in 町屋
かるた会 in 町屋


かるた会 in 町屋
かるた会 in 町屋の様子


 「百人一首」や「糸魚川ふるさとカルタ」、「ふるさと自慢カルタ」など、いろいろなカルタを、雪の降る中、二日間で約八十人の人が競いあいました。
 世界ジオパークにちなんで、化石マニアの間では評判という「進化のかるた」も取り寄せ、子どもも大人も楽しみました。じつは恐竜博士という少女に大人はみんな歯が立ちませんでした・・・
 お寺から大鍋いっぱいの甘酒の差し入れもあり、お年寄りが久しぶりで懐かしいと百人一首持参で訪れたりと、暖かな交流がありました。

 まだ不定期ですが、町屋を公開し、いろいろなイベントを開催して糸魚川に人を呼び込み、同時に、糸魚川の文化を発信していきたいと思っています。
 今、昔の風習や年中行事、生活様式を掘り起こさないと消失してしまうのではないかと、少々あせる気持ちもあります。
 昔を語っていただきたい・・みなさまのご協力を切にお願いいたします。
 夏には「昔かたりin町屋」と題して、民話の紙芝居と絵本の読み聞かせ、秋には街なかジオパークとして「糸魚川の石・化石展in町屋(仮称)」を企画しています。

 「糸魚川の町屋文化を守り伝える会」の活動を見守っていただければ幸甚です。どうぞよろしくお願いいたします。

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